2022年12月13日 配信
小説家の媛ヒメルと申します。
いくつになっても夢見る夢子の私。物語をムクムクと空想しては悪戦苦闘しながら文章にする日々……。
あるとき一人旅に出ました。
大阪で太陽の塔を見て「塔はそこにある」という小説(徐々に太陽の塔が薄くなり消えてしまうというお話)を書き、三田文学新人賞を受賞、その後初めての短編集「空虚成分」(幻冬舎)を出版しました。
表題作は、父の墓石の上で目玉焼きを焼いているところでひょっこり亡き父が現れ……というお話です。不思議テイストの話が7編入っています。
そして来年、2冊目の短編集「味覚ノスタルジア」を出すことになりました。
表題作はクリエイティブメディア出版 出版大賞の短編小説部門で優秀賞をいただいたお話です。
食べることに執着する、胃がない大富豪が主人公です。
ちょっと不気味で奇妙な世界をぜひのぞいてみてください!
次回は、私が小説を書くきっかけになった出来事についてお話ししたいと思います。