2023年7月12日 配信
7月~♪ 皆さまいかがお過ごしでしょうか?
突然ですが、最近の私のちょっとした発見についてお話したいと思います。
半年ほど前になるでしょうか。
あるとき、部屋のガラス窓に不思議な物体が貼りついているのを見つけたのです。
ものすごく小さいので、見つけたのはほとんど奇跡に近いのですが、なんといったらいいのか、5ミリ弱の半透明の糸で、その先端にゴマ粒をひとまわり小さくしたような白いものが付いています。それがガラス窓にくっついて(生えて)いるのです。
「何これ……?」
なんだかわからないまま、ベランダに出るたびにしげしげと眺める私。
季節が変わっても、ずーっと同じ状態のまま窓に貼りついています。
あるとき、新聞でだったか、「うどんげのはな」という名前を知りました。優曇華の花、と書くのですが、優曇華とはインドの想像上の植物で、三千年に一度だけ花が咲き、そのとき同時に仏が出現するとのこと(!)。非常に珍しいことを意味する言葉でもあるそうです。
想像上の花ですから、実際には存在しません。じゃあこれは何?と調べたところ、クサカゲロウという虫の卵と判明しました。体が薄緑色をした羽アリに似た虫です。その卵を別名、優曇華の花と呼ぶらしいのです。
「そっかぁ、虫の卵かぁ」
納得した私は、それからしばらくのあいだ観察するのを忘れていました。
ごく最近、突然思い出し、窓ガラスを見てみると、「ないッ!」
細い糸もろとも、優曇華の花はもうどこにもありませんでした。
無事に虫になって、飛び立っていったのでしょうか……。
吉兆または凶兆の表れと言われる、この不思議な虫の卵ちゃん。突然現れ、突然いなくなりましたが、私の毎日において、特別いいことも特別悪いことも今のところ起こっていないみたいです。。。
写真は、優曇華の花とは関係ありませんが、江ノ島で撮ったものです。夏っぽいでしょう?
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