受賞挨拶
2024年12月10日 配信
私が読書を始めたのは小学一年生の時、アポロ11号の月着陸がきっかけでした。 以来、宿題もやらず、夢中でSF小説を読み漁ったものです。 中学生になってもその熱は冷めず、そのうち読書だけでは物足らなくて、新聞配達をして買った中古のミノルタで天体写真を撮るようにもなりました。 「僕もいつか別の星に行ってみたい」と思ったのです。 しかし、小、中、高と、学校の成績は、ずっと低空飛行でした。 それでは宇宙飛行士になんてなれるはずもなく、一念発起した私は「せめて外国に行ってみたい。カメラマンになれば行けるかもしれない。何より、この田舎から脱出するぞ」と決意し、高校を卒業すると「夢の超特急」に乗って上京しまし […]
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