2021年8月8日 配信
クリエイティブメディア出版・出版大賞事務局です。
栄えある第8回出版大賞にて「準大賞」」を受賞しました岡本浩之さんに「第8回出版大賞」受賞についての喜びの言葉、そして、書籍化についての意気込みについてお伺いさせて頂きました。宜しくお願い致します。
この度、「うつを治すために走る」にて出版大賞準大賞を頂きました。
精神科医でありながら自分自身もうつ病患者であることは徐々に公表しており、その体験を医者目線だけではなく患者目線でも人に広く伝えたいという思いは以前から持っておりました。
しかし、実際に原稿にしてみると私のつらかった思い出が次々によみがえり、感情が先走ってしまいました。原稿を書き終えてふと冷静になると、果たしてこれは人々の心に響くものなのか、読者を置き去りにしていないかと不安になりました。
今回、準大賞に選んで頂き、書籍化も決まったということで安堵し、また私の体験が人の心を動かせたのだと自信にもなりました。
選んで頂いたことに心より感謝するとともに、今後も私だからこそできる発信をして参ります。
この度、私の応募作品「走って治す」が私にとって初の紙書籍として書籍化されます。
原稿を書き始めたタイミングでコロナ禍となり、心の病気に苦しむ方がこれまで以上に多くなりました。ハラスメントの問題、社会の分断などの問題も取り上げられ、心の病気がより身近になっています。
心の病気に悩む方、その周辺にいる方、今は心の病気になっていないけどいずれなるかもしれないと考えている方々に向けて、精神科とはどういうところなのか、心の病気とは何なのか、どのような対処ができるのか、そして精神科医とはどういう人間なのか、わかりやすく見える形にしたい、と原稿を書く中で強く考えるようになりました。
より多くの方が精神科について身近に感じられ、精神科がより相談しやすい明るい場所となるような書籍にしたいと思います。(岡本浩之)
「精神科医」であり且つ「うつ病患者」でもある著者、岡本浩之ドクターのノンフィクション作品。コロナ禍で生活環境が劇的に変わりつつある現代において、誰にでも起こりうる「うつ病」。なかなか理解されにくい現代病ともいえる「うつ病」について、患者目線だけではなく、うつ病経患者でもある精神科医の目線でも伝える本作品は、病気に対する向き合い方、考え方を大きく変えるに違いありません。
準大賞、おめでとうございます。本日はありがとうございました。
岡本浩之先生の今後の活躍を期待しております。
「人生に確かな一歩を残す出版社」
クリエイティブメディア出版・出版大賞事務局
■出版大賞8
「準大賞」 ノンフィクション部門
岡本浩之
「うつを治すために走る」・・・岡本浩之
クリエイティブメディア出版「第8回出版大賞」受賞者発表
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