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2024年5月9日 配信
浦上原天です。 「キノコ雲の下から、さあもう一度(改訂版)」(ナガサキ・被爆家族の願い)の出版を決意したきっかけについてお話ししたいと思います。 「キノコ雲の下から、さあもう一度(改訂版)」の原文は、私の父の原爆被爆体験談に拠ります。 長崎に原爆が投下された当時、父は40歳でした。 私の父は「ナガサキに原爆が投下され、被爆し、家族の多くが皆死んでしまった。私も被爆死した家族と共にいっそのこと死んでしまいたかったのに。だが私は死ぬことすらできず、生き残ってしまった…」という無念というかなんと申しますか、とても複雑な思いを語っていました。 生き残ってしまった父にとっての「生きている意味」、それは「 […]
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