2024年12月16日 配信
第9回出版大賞で「最優秀部門賞」をいただきました。じっくり読んでくださった審査員の皆様に感謝申し上げます。そして、この声が届くかどうかわかりませんが、応募に際し、背中を押してくださったゲッターズ飯田さんにも御礼申し上げます。
「結構当たるよ」と友人が勧めるので、彼の占い本を見ていたのです。「今年はチャレンジの年」だというじゃありませんか。「このチャレンジが人生を変える!」「新しい人生のスタート!」煽ってくれるじゃありませんか。基本的に占い師よりも自分の運勢の方が強いと思っているので、信じたいことしか信じないのですが、還暦という人生2周目のスタートを目前にしていた私はこれを天の啓示だと思いました。受賞の確率は、宝くじが当たるよりは高いはず。そう自分を鼓舞し、「ピールオフ」を一気に書き上げ応募しました。
宝くじを買った瞬間、私はいつもにやにや笑いを抑えるのに必死になります。ばれちゃいけない。危ない、危ない。私の次に買っている人には、「申し訳ないけれど、当たりくじはもう私が買っちゃったのよ。」と心の中で呟き、謝っています。「前後賞合わせて10億?いや、この中に一等が何本入っているかはわからないわ。何十億になるんだろう。」というところまですぐに妄想は膨らみます。それよりも、更に受賞の確率は高いのですよ!
とはいえ、「ま、そんなもんだよね・・・。」とサラッと諦める心の準備ももちろんしておりました。そのマッハの切り替え、何度もしてきたので大丈夫。
でも、あったのです。「最優秀部門賞 『ピールオフ』 益薗麻美」
凄い!天才!ゲッターズ飯田。
有頂天になっていたペンネーム益薗麻美でありましたが、すぐに我にかえりました。小説の賞に応募したことから初めて夫に報告し、クリエイティブメディア出版さんにカミングアウトし、葛藤の末、本名で出版することになりました。
何作か書き溜めてありますが、どの小説にも益薗麻美はちょこっと脇役で出てきます。あくまでもフィクションですが、読者の妄想を掻き立てる作品をシリーズで出していければと思っております。選んでくださった審査員のご期待を裏切らないよう、精進いたします。末長くよろしくお願い申し上げます。
舛添雅美
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