2022年10月2日 配信
うつ病精神科医、岡本浩之です。
タイトルの通りですが、9月に新型コロナウイルス感染症を発症しました。
オミクロン株の感染力が非常に強いことは多くの方が言及しておりましたが、私もついに感染しました。
最初は喉の調子が悪く、何となく嫌な予感がしていましたが・・・・翌日からは39度台の発熱も出現しました。
3日ほどで解熱しましたが、その間熱は上がったり下がったりを繰り返し、解熱剤を何度か使いましたが効果はありませんでした。
喉の痛みも2,3日は持続し、その後鼻水が出たり若干詰まる感じもありましたが、こちらはそこまでひどくならずに落ち着きました。
コロナ後遺症の話も多く聞いておりましたが、異様な倦怠感と味覚嗅覚障害がしっかりと出ています。
倦怠感は徐々に落ち着いていますが、味覚嗅覚はまだ回復しません。
食べることにそこまで興味はなく、食べられたら何でもいいやという感覚なので、味が分からなくてもそこまでショックはないですが。
ある研究では、「コロナ発症前に精神的に不安定だとコロナ後遺症が出現しやすい」という報告があります。自然に回復することも多いのですが、あまりに長引くようなら対策を考えます。
また、私は心臓疾患と精神疾患を持っていて、さらに耐糖能異常もあるために感染した時の重症化リスクが高いはずですが、ワクチン接種を3回済ませていた効果なのか、ウイルスそのもののが弱毒化している影響なのか、感染症の症状そのものは重症化することなく自宅療養で回復しました。
感覚としては「インフルエンザよりは軽く済んだかな。」というところです。
第7波のピークは過ぎて感染者数は減少傾向にありますが、それでも私の周りでも感染している方がまだまだ多いです。
引き続き感染対策をしながら、すっかり落ちてしまった体力の回復を図っていきます。
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岡本先生、おはようございます。
コラムを読んで、もしかしたら朝日新聞社の取材はコロナから復帰後すぐに受けらとかと驚きました。
実は私も8月末にコロナに罹りました。
最初は喉の調子が悪く、何となく嫌な予感がしていましたが・・・・翌日からは39度台の発熱と、先生とまるで同じ感じでした。
私の場合は、後遺症が1ヶ月以上続き大変な目に遭いました。激しい咳と異常な倦怠感が続きました。もう普通の生活は無理かと思いましたが、今やっと戻りつつあります。
ある研究では、「コロナ発症前に精神的に不安定だとコロナ後遺症が出現しやすい」という報告と書かれていましたが、私も精神疾患の子を抱えて精神的に不安定だったのかもしれません。今、その精神疾患の子が、精神科病院入院中でコロナに罹患しています。
精神科病院でのクラスターは地獄になりますので、心配でなりません。
まずは罹患しないことですが、外出禁止面会禁止の病棟内での罹患となると、患者の責任とは言えないでしょう。
精神疾患にしてもコロナにしても本人の責任ではない病いに、どう向き合うのか、これから色々ご教授ください。
約1年岡本先生の体調が悪く外来休止で受診控えてたのですが明日からまた北本心ノ診療所に通所する事になりました。お大事に・・。