精神科医「心の運動療法家」

岡本浩之（おかもとひろし）

2021年12月1日配信

こちらのサイトでの投稿は初めてですので、自己紹介を改めてさせて頂きます。

幼稚園児の時にマラソン選手にあこがれて走り出し、将来の夢はマラソンの日本代表選手になることでした。

しかし中学1年生の時に走ることでのプレッシャーに負けてうつ病を発症し、マラソン選手になるどころではありませんでした。

その時に病院にも行きましたが、当時は子供のうつ病について今以上に理解がなかったのか、「スポーツをするのなら乗り越えないと！」と叱責されて途方にくれました。

自分の体がどうなっているのか分からず、それを知るためには医師になることが一番早いのではと考えて、高校に入ってからは医師を目指しました。

そこでも勉強で自身にプレッシャーをかけすぎて、全国1位の成績を取りながらうつ病が再燃、大学には進学できたものの燃え尽きた状態でした。

大学でも陸上競技での挫折などもあってうつ病が再燃しましたがどうにか卒業し、精神科医になりましたがそこで完全に調子を崩して30歳で4度目のうつ病再燃がありました。

そこで初めて、自分のうつ病としっかり向き合って治していこうと思い、またうつになるきっかけだったランニングとの向き合い方や自分のうつ病になりやすい性格とも向き合い、現在は落ち着いております。

ランニングに関しては局所ジストニアを発症して足が意思に反して勝手に動いたり思い通りに動かなかったりする症状に悩まされてはおりますが、それでもランニングをうつ病再燃予防のために活用できていると実感しています。

私のうつ病経験や精神科医としての経験を伝えるため、精神科クリニック（北本心ノ診療所）院長としての診療だけでなく、病院外での活動も大事にしたいと考えています。

2021年9月28日には、心の病気との向き合い方や私のうつ病経験を綴った書籍「伴走～こころの隣に～うつ病ドクター奮走記」が発売となり、すでに多くの方に反響を頂いております。引き続き多くの方に読んで頂けると嬉しいです。

また、YouTubeでの発信も行っておりますので、お時間のある時にぜひご覧ください。

【新刊案内】準大賞・受賞作「伴走」9/28発売

「うつ病精神科医」として週2回ほど配信中！