2024年1月29日 配信
サニー英語発音スクールの生徒さんには、芸能人の方や
様々なジャンルのプロのシンガー、
歌手志望の方など
歌に関わっている方も多く
先日は「美空ひばりさんが歌った「A列車で行こう」 (Take the ‘A’ Train) を歌ってみたい」と
新しい生徒さんが入会されました。
デューク・エリントン楽団のテーマ曲でもある「A列車で行こう」の
“A列車”とは、
ニューヨークのブルックリンからハーレムを経て
マンハッタンを結ぶニューヨーク市地下鉄A系統の名称です。
「ハーレムのシュガーヒルに行くなら、 “A” の電車( “A” train )に乗ってね!」
という歌詞で、シュガーヒル(Sugar Hill)とはハーレム唯一の高級住宅街。
1920年代頃から社会的に成功した黒人層が住み始めるようになり、
デューク・エリントンも住んでいた場所です。
ひばりさんは最初は日本語の歌詞で歌い始め、
途中から「hurry, hurry…」とリズミカルに英語になり、
とても17歳とは思えない
往年のジャズシンガーのような高速スキャットを放ちます。
発音的には、hurryのhurの部分がひばりさんは口を開けて日本語の「ハ」に近い発音で歌っているため、イギリス英語のようになっていますが
本来はhurの部分は強あいまい母音のため
アメリカ英語としては口はもう少し閉じる必要があり
通称”1mm母音”と言いますが、奥歯と奥歯の間は1mm程の隙間が目安です。
さらにアメリカ英語のR音の方が、舌の巻き具合がやや大きめになります。
なお、アメリカ英語とイギリス英語の違いは、ほとんどが母音の違いです。
子音の違いは、例えば単語によってはthが無声音か有声音になるかなどの違いがたまにある程度です。
hˈɚːri (アメリカ英語)
hˈʌri (イギリス英語)
JR九州に
“A列車で行こう”
という特急があり、列車内のBGMはもちろんA列車で行こう♪
今一番乗ってみたい列車です。
田中真由美
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