2023年9月6日 配信
こんにちは、大和田です。
ファースト・コンタクトと聞くとなにやら人類➡エイリアンとの初めての出会いなどを描くSF映画のタイトルっぽいもの連想しますが、今回の場合は初めての出会いと称して小説コンクールに応募する人➡出版社として話していきたいと思います。
私もその昔、『第一回ホラー&ミステリーコンテスト』で初めての賞を頂いた『発狂山』の原稿を出版社に送るまでは大変な苦労がありました。なにせ、小説もろくに読んでいない期間もあったし、シナリオの学校も卒業したてで(シナリオと小説は書き方も表現も別物)・・・仕事にも追われながらの執筆。でもふと、思い出すと追いまくられていたからこそ、あのホラー小説が書けたのかもしれない。今ではそう思う時もあります。もちろん、じっくりと物語を想像できる時間があればあるほど文章を綿密に繊細にかつ、磨きをかけることもできると思いますが。
小説コンクール、しかもホラーとミステリー・・・当初はどちらに比重をかけるかに悩みました。私はその頃、どんなに忙しくても洋画のホラーを毎日平均二本は視聴する生活を送っていたのでホラーな私という人物が出来上がっていました。つまりはその映像と世界観にはまり(本当に観ていて幸せだった)、自身も完全にそのホラーな世界に浸かっていたのです。環境を変える・・・これはどんなことにも当てはまることですが、大事なことです。
それともう一つ、私はミステリーを観る時にいつもどんでん返しに期待していました。意外な犯人にラスト・ショック・・・誰が犯人かを自分なりに考察して、勝手に物語に分岐を与えたりして。今、思うとそれは私なりに物語を構築する修行みたいなものだったのかもしれません。
どちらも本当に好きでやってきたこと・・・ホラーやミステリーの映画、小説を手に取りドキドキしながらその世界観に入っていく。ですから、まず好きであることは前提ですよね?そうすると、おのずと好きなジャンルが決まってきます。ホラーならば、ゴースト系や殺人鬼、都市伝説・・・ミステリーならば、クローズド・サークルが好き・・・ついでに誰を生かし、誰を犯人に仕立てるか。
つまり・・・
小説コンクールに初めて応募する人へ:自分の好きなジャンルに好きなテイストをすべてぶち込んで望んでください。
*「ホラー&ミステリー短編大賞」募集要項
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