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ホラー&ミステリー作家

大和田龍之介「探偵アンダーソン」執筆中

ホラー&ミステリー カテゴリ一覧

5件


ホラー&ミステリー

【第二章】 徘徊する者

2025年8月26日 配信

*『探偵アンダーソン』西暦20XX年USAプロローグはこちら  俺のアパートは404号室、事務所兼用の住処だ。 「ビリー、おはよう」  活舌の良い声がした。いつものように彼女の声で一日が始まる。  キャビネット付きの木製のデスクの前で彼女は俺に背を向けたまま、作業をしている。  赤毛のロングヘアをなびかせて、散らかった書類の山をきびきびとした手つきで整理していた。  今日もいつも通り、黒のハイヒールにタイトなミニスカート、第二ボタンを外し豊満な胸の谷間が見え隠れする白いブラウスという姿。色気と気品を兼ね備えている。このダウンタウンにいる奴らの中では洗練されているように思う。  エレイン・マシュ […]

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■2 狂気探偵アンダーソン クリエイティブメディア出版 大和田龍之介 クリエイタターズワールド 松田提樹 リビングデッドの荒廃都市

ホラー&ミステリー

プロローグ💊「探偵アンダーソン」西暦20XX年・USA

2025年8月1日 配信

 昔、 その者たちにはいくつもの呼び名があった‥‥‥ゾンビ、アンデッド(不治者)、そして‥‥‥リビングデッド(生きた屍)。  西暦20XX年。  地球全土に広がった謎のウィルスで人類の大半はリビングデッド(生きる屍)と化した。  地上を練り歩く死の群れは、世界を飲み込み都市は機能不全となった。  人を喰らい、ネズミ算式で増えていく屍どもと人類の生き残りをかけた大戦。  果てしない戦いの末‥‥‥かろうじて勝利を手にしたのは人類だった。  その大戦は後にリビングデッド大戦と呼ばれた‥‥‥  それから30年後‥‥‥世界中の荒廃した都市は人々の固い絆のおかげで復興したが、街の秩序はしだいに混沌と化して […]

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◆看板 クリエイティブメディア出版 大和田龍之 3.素顔 狂気探偵アンダーソン2025年5月25日-22_53_19

ホラー&ミステリー

【第一章】(3)世界が終わってしまう!

2025年7月3日 配信

*『探偵アンダーソン』西暦20XX年USAプロローグはこちら *マウス・ストリートでの出来事(その2)  奴を止めねば!街の人間に喰いつき、大変なことに!こいつに噛まれた奴がまた死人になって──ネズミ算式で増え続け‥‥‥俺は愕然とし奈落の底に突き落とされたような気分になった。  世界が終わってしまう!  生きる屍の弱点はわかっていた。頭部を破壊するしかない。しかし、簡単に頭蓋骨をかち割り、中の脳ミソを破壊することは容易ではなかった。柔らかい部分を狙って脳天まで刃を刺し込まねば!後頭部──いや、あそこだ!  ダガーナイフを手に奴を押し倒し、こめかみに刃を突き刺した。俺は必死だった。死にぞこないは […]

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6.2名 暴漢 若い 狂気探偵アンダーソン Image 2025年5月26日 08_47_57

ホラー&ミステリー

【第一章】(2)その数日後にそれを上回るあの驚きと悲劇が同時に起こったのだった。

2025年7月1日 配信

*『探偵アンダーソン』西暦20XX年USAプロローグはこちら *マウス・ストリートでの出来事  その日‥‥‥ニューヨークシティの北にあるマウス・ストリートという薄汚い路地でチンピラにからまれてしまったのだ。  この街では珍しくない日常茶飯事のただの強盗犯。金をよこせとほざき、ダガーナイフを出すとふらついている俺の喉元に突きつけやがった。  フェネンタルのおかげで体を蝕む痛みは消えていた。  しかし、困ったことに、奴に喰らいつきたいという欲求はなぜか酷くなっていたのだ。  隙をついてナイフをかわし、思わず腕に嚙みついてしまった。血、人肉の歯ごたえ!俺の歯形がくっきりと刻み込まれるほど深く噛みつい […]

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ホラー&ミステリー

【第一章】(1)ニューヨークシティの影~緊急投与💊フェネンタル

2025年6月25日 配信

*『探偵アンダーソン』西暦20XX年USAプロローグはこちら 【第一章】(1)ニューヨークシティの影~緊急投与💊フェネンタル  体中が痛い!必死に体中をまさぐった。  くそ!全身がひりひりする!  俺は思わず叫びそうになり、はっと我に返った。  は!ここは‥‥‥事務所だ。  俺の事務所にあるベッド。  酷い悪夢だ‥‥‥  きしむベッドで上半身を起こした俺は頭を抱えて深いため息をついた。  くそ!早いな‥‥‥体中が痛み出した理由は、わかっている。 💊薬の効果が切れかかっている。  早く、飲まないとな。あれを。  はだけたシャツの内側から見え隠れするのはやせ細った青白い体。  両腕に浮き出た無数の […]

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