2023年10月23日 配信
皆さんも通勤、通学で必ず同じ道を往復する時があるはずだ。
大通り、路地裏の小道など・・・
僕の場合、脳の思考を単調に慣れさせないために遠回りになってもわざと同じ道を歩かないなどの工夫をしている。
また、普段どおりのバスを使う、電車に乗るなどの交通手段を使わずにわざと徒歩で一駅程度、移動する場合(路線を変える時も)もある。
見慣れない建物にすれ違う初めての面々・・・
普段とほんの少し違う変化を生活に取り入れてみるのだ・・・単調が続き変哲のない日々に慣れてしまった自分に少しだけの刺激を。
これは大事なことだ。
何も大胆な行動を起こさなくても、この程度の刺激で文章が変わることがあるからだ。
皆さんも筆が進まない時に脳にちょっとした揺さぶりをかけてみてはいかがでしょうか?
そんなわけで、僕は先週・・・刺激を味わうためにいつもとは違う裏道を歩くことにした。
確か・・・あの日は生暖かい突風が吹き抜けていた。
深夜近く――帰路を急ぐ僕は暗黒の小道を進むうちに自分の足音だけが響いていることに気づく。
周りには誰もいないし、話声も聞こえはしない。
少し寂しさを味わうも、もう引き返すことはできない。
さっさとこの場を通り抜けよう・・・そう思っていたのは訳があったからだ。
数メートル先の左側、雑木林が――
道から少しはみ出た瘦せこけた木々の枝が突風のために踊り狂っていたからだ。
しかも暗闇のせいもあって、激しく手招きをする何者かの手のようにも見える――
自分の想像力を少し呪いながら、僕は真っすぐに正面を見据えて走り抜けようしていた。
あいつらに捕まらないために。
・・・と、まあこんな感じで刺激が味わえるのかもしれないのでおススメです。
明日もまた、帰路を変えてみよう・・・なにか➡刺激になるのかもしれないから。
大和田龍之介
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