2022年5月3日 配信
物音ひとつしない、静寂に包まれた部屋・・・
人々の顔が浮かぶ、死にざまが浮かぶ。
その状態を保ちつつ、屋外へ。
すれ違う人々、町、電車の中・・・静寂な空間から雑多な空間へ。
その中に身を置くことで間違いなく得体の知れない何かが蓄積される。
それはイマジネーションと呼ばれるものかもしれない。
そうして、また静寂な世界へと戻る。
不思議なことに主人公の顔が浮かぶ・・・そのなかには今日すれ違った名もなき連中がいるのかもしれない。
主人公は自然と会話を切り出す・・・取り巻き連中も勝手に動き出す。
その過程で人を殺める者も出現するかもしれない。
しかし、僕にはもう止めることはできないのだ。
なぜなら・・・もう物語は動き出してしまったから。
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