2023年12月31日 配信
皆さん、こんにちわ。
作家の大和田です。
もう年末ですね、本当に早い・・・あの異常な暑さから解放されて数か月後、気づけば2023も終わり!
そして、同時に『ホラー&ミステリー短編大賞』の締め切り・・・受賞作品の発表。
僕の特別審査員としての役目も年内中に無事、終えることができました。
短編・・・人によっては短くて書きやすい、または短いからからこそ難しい・・・
意見は分かれることでしょう。
個人的には・・・短編は一番、実力が出てしまうというのが本音でしょうか。
短期決戦ともいうべきでしょうか、限られた枚数のなかでの展開・・・それもホラー&ミステリーともなれば精一杯怖がらせたり、謎かけを連続で投げかけたり・・・長編ならばある程度の山と谷を往復することで、まとまることでしょう。
しかし、短編は緊張感が切れてはいけない・・・最初から最後まで。
今回、個性的な作品が集まっていたのが記憶に新しいです。
学園ミステリーや怪異を扱ったホラー、殺人鬼、怪談にモンスター系、悪夢のような物語。
タイトルから始まり、読み手を飽きさせない工夫は大事です。
しかし、短編は詰め込みすぎると失敗します。ただでさえ、限られた枚数・・・多すぎる登場人物たちに次々と起こる膨大な量の事件・・・
非常に重要なことは・・・物語は一日の出来事、または数時間が望ましいと思います。
そうすれば、おのずと物語に緊張感が生まれる・・・
つまりは書き手が自分自身に限られた時間というかせを与えることなのです。
そして、いつ爆発するかわからない時限爆弾のようなものを抱えながら不安と緊張感からなる物語を紡ぎ出してゆく・・・これに尽きると思います。
今回、たくさんの作品から皆様の光と闇に触れることができました・・・ありがとうございました・・・幾多の恐怖を取り込んだ僕は来年まで再び深い眠りにつけそうです・・・これも皆様のおかげ・・・では、良い・・・お年・・・を・・・また・・・逢う日まで・・・
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