2025年10月23日 配信
深夜に何かがフラフラと・・・
目を凝らして見れば人影がゆらゆらと左右に揺れている。人だ・・・でも、何かがおかしい。
普通に歩けないのか?足元も落ち着かない様子。歩き出し、すぐに止まり・・・また歩き出し・・・
同じエリアを行ったり来たり、右往左往している。
しまいには聞えてくる、ぼそぼそという独り言・・・いや、耳に何かを当てて話しているだけだ。
携帯電話、スマートフォン。
今では珍しくない光景。
スマートフォン片手に街へ繰り出しその外出先での会話。
日常的に誰しもが目にする風景に同化した我々のライフスタイル。
歩きスマフォ
では・・・歩きスマフォを英語で検索すると?
texting while walking、walking and texting・・・最後はsmartphone zombie
ちょっと待て・・・zombie?
そうなのだ。歩きスマフォをしている人が周囲に注意を払わず、まるでゾンビのように歩いている様子を表現していることの意味だそうだ。
ふと、外を眺めると朝から晩までひっきりなしに行き交う人々。皆がまるで体の一部と化したその携帯電話を手にしてふらふらとさまよっている。
うめき声さえ備われば、その姿はもはや・・・ゾンビにみえなくもない。
我々の日常生活はスマートフォンなしではもう立ち行かないところまでにきている・・・
スマートフォンを持つようになったから我々がゾンビのようになったのか、それとも・・・
周囲が目に入らないほど人間を夢中にさせる得体の知れない何かが仕込まれたいわば、マインドコントール的なスマートフォンが我々の思考をゾンビ化させているのか?
新機種が発売されればされるほど人々のゾンビ化は進んでいるように思える。
もうすでに、取り返しのつかないところまで来ているのかもしれない・・・
ちなみに、ハッカーが個人情報などを引き出す目的でマルウェアを植えたスマートフォンはゾンビフォンと呼ばれるようです・・・しかし、この話はまた別の機会にするとしよう・・・

では、良い一日をお過ごしください。
未来を危惧する作家 大和田龍之介
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