2022年12月14日 配信
これは――ワタシと内なる邪悪で醜悪なもう一人のワタシとの会話である。
「気が付けばもう12月中旬、なんて早いんだ。今年ももうすぐ終わり。コロナ渦が始まって数年間……その間、ワタシは一体何をしていたのか」
「いやいや、成果はあっただろう?物語の構築を何度も何度もしてその結果、素晴らしき暗黒の片鱗ともいうべき物語が完成したはず!あとはそいつらを世に放ってやればいいだけのことさ」
「し、しかし……こんな恐ろしい物語を本当に世に出してしまっていいのだろうか?」
「躊躇することはない!奴らは血と暴力を求めている!優柔不断な奴め!おれに任せておけ!」
「や、やめろ……今日はそんな話をするつもりはなかった!今日の本題は!」
「おい!無視するな!おい!」
「ああ……そういうわけで、『ホラー&ミステリー大賞』、選考も終わりいよいよ結果発表ですよ!途中変な邪魔が入ったが、これが言いたかったのです」
「なんの話だあ?ああアレか!みんな、結果発表だ!」
「そうなんだ……いよいよ発表となります。みなさん、楽しみに待っていてください。よろしくお願いします」
「次回は『超絶スプラッターホラー小説大賞』やれよ!」
「……あんまり過激すぎるコンテストは人が集まらないと思いますが」
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