発狂山
2022年5月7日 配信
おぞましい殺人妄想を抱える語り手・・・それが物語の主人公、(私)である。 この(私)は冴えない会社員であるが、内面に極度の劣等感と憎悪を抱える人物である。 (私)は同僚や上司の理不尽な言動に普段から敏感に反応し、怒りをため込んでいる。 ストレスの発散として恐らくは随分と前から殺人妄想なるものを創り出し、自分なりのストーリーを練り上げ、楽しんでいた節がある。 当時、この作品を書いている時は(私)は自分を投影していた気もする。 殺人妄想・・・頭の中を巡る醜悪な凶行は実行さえしなければ、犯罪にはなり得ない。 誰しも想像だけなら・・・一度はあるのではないか? 僕は決して聖人君子などではない。 そして・ […]
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視点
2022年5月5日 配信
僕は一人称視点で物語を書くことが多い。 最近で言うと、FPS(ファースト・パターン・シューティング)ゲームでよく用いられる手法だ。 僕の視界に入る他人の全ての言動、耳に入る全ての雑音を拾い書き留める。 そうして、物語が進むうちに徐々に書き手(僕)は他人に対しての殺意を覚え始めることがある。 どの登場人物を消すか、または残すか・・・つまりは僕はこの物語の中に君臨する絶対神だ。 どの登場人物も僕の手の内にあり、好きに動かすことができる。 登場人物の顔を想像し、肉付けする・・・頭の中に幾多の顔が浮かぶ時がある。 愛着が沸けば沸くほど、劇的な死を考えてしまう。 僕はそっとほくそ笑む・・・ 知っている・ […]
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電子書籍
2022年5月4日 配信
*戦慄のメアリー:さびれた田舎町ウッズミントン。
わたしはだれ?
この町になぜいるの?
吠え続ける犬、怪しい住人たち、そして納屋の中・・・。
町の秘密を解き明かしたとき、思いもよらぬ衝撃的な結末が待ち構えていた。
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電子書籍
2022年5月3日 配信
*発狂山:
私はどこにでもいる普通の会社員。
でも、裏の趣味は他人に抱く殺人妄想。そして、ある日。古びた避難小屋。その小屋には管理人としての老人がいた。
やがて始まる狂気の一夜。殺しの宴の中で老人から聞こえてくる「殺しの歌」。そして、私の中でくすぶっていた何かが目を覚ます。
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